各施策のデータをSalesforce、Account Engagementに柔軟に連携。フォロー業務にかかっていた時間を約1/6に短縮。
マックス株式会社
- マーケティング
- 製造・メーカー
課題
- ウェビナー後のフォロー業務に2~3時間かかっていた
- Salesforceの項目作成の制限により、柔軟に施策の実行ができていなかった
施策
- ウェビナー後のアンケートをSalesforce、Account Engagementに自動連携
- Account Engagementのカスタム項目を使い、各施策の回答データの連携を実施
結果
- ウェビナー後アンケートとSalesforceを自動連携し、フォロー業務にかかっていた時間を約1/6に短縮
- 柔軟な連携機能で顧客の声を収集する施策の実施が活発化
マックス株式会社は、文具・オフィス機器をはじめとする幅広い分野で製品やサービスを提供する総合機械メーカーです。同社では、オンラインでの顧客接点を構築するため、Salesforceへのデータ連携を重要視していることから、CREATIVE SURVEY for Salesforceをご導入いただき、現在も幅広い施策でご活用いただいております。導入の経緯や具体的な活用方法、改善点について、オフィスプロダクツ営業部マーケティンググループDX推進セクションの方々にお伺いしました。

Salesforce、Account Engagementへの連携が柔軟にできる点が導入の決め手に
Q:御社の事業の内容と、ご担当の部署とご担当の業務についてお伺いしてもよろしいでしょうか
弊社はホッチキスなどの文具・オフィス機器や建築・建設工具、住環境機器などの製造・販売を行っている総合機械メーカーです。営業部ごとに取扱製品が分かれており、各営業部内にそれぞれマーケティンググループが設けられています。
マーケティンググループは、弊社の製品を「どの市場のお客様に、どのように提供するか」を考えながら、マーケティングプランの策定、コンテンツ制作や営業支援策の立案・実行を行っています。私が所属しているDX推進セクションでは、社外向けにはMAツールを活用したメール配信業務、ウェビナーの運営、展示会後のアンケート収集・分析を担当しています。社内向けには、Salesforceなどのデジタルツールの活用支援業務も実施しています。
Q:CREATIVE SURVEY for Salesforceを導入するに至った理由や経緯をお伺いさせてください。
オンラインでの顧客接点を充実させることを目的にウェビナーを開始しました。ウェビナーを実施するにあたり、お客様の反応や状況を把握するためにアンケートが必要になりました。
弊社はSalesforceを活用しているため、アンケート結果をSalesforceに連携して管理する必要があり、当初はSalesforceのMAツールに搭載されているフォーム機能を活用していました。しかし、ウェビナーの種類が増えるにつれて都度新しい項目をAccount Engagementに追加する運用が非現実的になり、専用のツールが必要だと感じました。
そこで、弊社のMA活用施策を支援いただいている企業に相談したところ、CREATIVE SURVEY for Salesforceをご紹介いただきました。検討を進める中でSalesforceとの連携が可能で、各項目に柔軟に連携設定ができる「作りやすさ」が決め手となり、導入に至りました。
ウェビナー後アンケートをきっかけに、お問い合わせフォーム、購入後アンケートなどさまざまな施策を展開
Q:現在活用いただいている施策の内容と目的についてお伺いさせてください。
主な用途はウェビナー後のアンケートです。ウェビナー自体の評価の可視化とウェビナー後のフォローアップをしやすくするために実施しています。回答結果をSalesforceと紐づけて管理し、インサイドセールス担当が顧客の状態をより把握しやすくすることで、効率的にフォローができる体制を構築しております。
その他にも一部ウェブサイトのお問い合わせフォームとしても活用しています。会社全体で使用しているフォームもありますが、業界や用途に特化したサンプル申込フォームやお見積もりフォームを作成したい時に活用しています。

例えば、「ラベルコストのお見積もり作成フォーム」です。弊社製品はPLラベル※の印刷に対応しており、製品サイトではご購入検討中のお客様がラベル1枚あたりのコストを比較検討しやすいようにしています。
具体的には、お客様が現在ご利用中のラベルの画像をアップロードいただくことで、一般的な概算見積もりに加え、実際に使用しているラベルに基づいた具体的な見積もりを作成できる仕組みを構築しています。
これらの情報をSalesforceと直接連携することで、営業担当やインサイドセールス担当が顧客情報を正確に把握しやすいようにしています。上述の通りCREATIVE SURVEY for SalesforceはAccount Engagementとも連携可能であり、連携することで見込み顧客の関心や行動履歴などの一連の流れをAccount Engagement上でも明確に把握できるようにしています。
最近始めた施策としては、購入後アンケートの実施があります。お客様が製品を購入した後、マイページで自分の情報と購入した製品を登録していただき、一定期間が経過したお客様に対してAccount Engagementのシナリオを用いて購入後アンケートを配信しています。このアンケートは数ヶ月前に始めたばかりですが、お客様の声を把握するための重要な手段となっています。
※:製品の安全な使用を促すために貼付される警告ラベル製造物責任(PL)法警告表示ラベルを印刷できる製品
ウェビナー後アンケートとSalesforceを自動連携。フォロー業務にかかっていた時間を約1/6に短縮。
Q:CREATIVE SURVEY for Salesforceご導入後のメリットや施策において改善された点をお伺いさせてください。
ウェビナー後のフォロー業務が大幅に改善されました。導入以前は、データを手作業で入力し、Excelで集計した後、フォロースピードを優先してインサイドセールス担当にExcelを共有し、その後Salesforceにデータを連携していました。この作業には2〜3時間もかかっていましたが、現在は自動でデータ連携ができるためタイムラグがなく完了するようになっています。
これにより、ウェビナー開催終了後の翌日にはインサイドセールスの各メンバーがフォローすべきお客様を明確に把握できるようになりました。以前はSalesforceにデータが紐付いていなかったため、過去に営業の接点があるか、他のウェビナーに参加しているかが把握しにくいこともありました。現在は、アンケート内容がそのままSalesforceの活動履歴に記録されるため、状況が把握しやすくなり、商談獲得に対する効果も大きいと感じています。
また、お客様の声を聞くための施策も改善されました。以前はAccount Engagementの項目作成数の制限により、施策が実施しにくいケースもありました。しかし、CREATIVE SURVEY for Salesforceを導入したことで、他のマーケティングメンバーから「このツールで施策を行いたい」といった依頼が寄せられるようになり、お客様の声を聞く施策が活発化しています。
Q:今後実施したい施策についてお伺いさせてください。
Salesforceとの連携をより強化し、データの蓄積や管理、活動の可視化を推進していきたいと考えています。

- 社名
- マックス株式会社
- 事業内容
- ホッチキスなどの文具・オフィス機器、釘打機・鉄筋結束機などの建築・建設工具、誘引結束機などの農業・食品包装機器、浴室暖房・換気・乾燥機などの住環境機器、車いすなどの介護福祉機器の製造・販売
- 従業員数
- 2,466名(2025.3.31 現在)
※ページ上の各種情報は2025年9月9日時点のものです。